宇宙と星座とときどき雑学

宇宙についてのブログです

太陽の誕生 [46億年前の物語]

みなさん、こんばんちは!

 

ゆきのすけです

 

今日はどのようにして太陽が出来たのか

 

それを探っていきましょう

 

 

 

youtubeでも紹介していますので

お時間がある人は気軽にご覧ください

 

youtu.be

 

 

 

 

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太陽の素 ~分子雲~

宇宙空間は真空なんて言われていますが

実は物質があります

 

といっても分子なんですけどね

 

この分子を星間物質といいますが

1㎤あたり1個と非常に少ない数ながら

宇宙空間に物質が存在しているのです

 

そして

 

宇宙空間には星間物質の密度が高い領域があります

この領域を分子雲と呼んでいるんですよね

他にも暗黒星雲とも呼ばれています

 

※分子雲では1㎤あたり「1000個」

 地球の大気は1㎤あたり「3×10の19乗個」

 

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馬頭星雲(分子雲)オリオン座

この分子雲

銀河同士の衝突や超新星爆発などの影響で

バランスが崩れ

密度が高まる領域があちらこちらに

出来始めることがあるんですよね

 

原子星の誕生

密度が高まった領域は重力により

周りの星間物質を集め、より密度を高めていきます

 

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お借りしました





最初は密度が高い領域を中心に卵型に集まりますが

遠心力と磁場の影響でだんだんと扁平な姿に形を変えて

いきます

 

「お風呂の排水溝に流れる水」のように遠心力がかかるなんて

不思議ですよね

 

 

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お借りしました



 

そして

 

中心部では

 

重力で収縮する力が働き、密度を高め縮んでいきます

密度が高まると高温度となります

高温度となると熱による膨張する力が発生します

 

というような現象が起きています

 

 

※このときに「双極分子流」という現象が確認されています

 

 

 

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双極分子流


原子星の双方向に噴き出すガスのジェットです

 

原子星円盤の垂直につらぬく磁力線が

円盤が回転することによりねじれ

磁力線に乗って一部のガスが排出されているのではないかと

推測されています

 

原子星の内部→太陽の誕生

原子星の内部は

重力により収縮する力と熱により膨張する力が

綱引き状態となっています

 

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原子星の内部

膨張する力は表面に達すると光として

放たれます

 

収縮する力が強まり

原子星は密度を高めていきます

 

密度が高まると高温度となります

 

すると熱で膨張する力が強まり

光として放出され・・・

 

この繰り返しが行われて

増々、高密度・高温度となっていきます

 

そして

 

1000万℃を超えたとき

核融合反応の灯がともるのです

 

こうして、太陽が誕生しました

 

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核融合反応が始まった恒星は主系列星とも呼ばれています

 

我々にとっての命の源ともいえる太陽は

このようにして誕生しました

 

古代は太陽を神と崇め

祭ってきましたが

 

現代では科学的に太陽の誕生過程が

わかるようになりました

 

科学の力は素晴らしいですが

少し浪漫が失われて切ない気持ちにもなりますね

 

以上

 

恒星の誕生秘話でした!

 

最後までお読み頂き

ありがとうございました