太陽系第二惑星 金星
こんにちは!
ゆきのすけです
本日は
「宵の明星」「明けの明星」の二つ名を持つ
金星の紹介をいたします
動画もありますので
お時間がありましたら
ぜひぜひ、気軽にご覧ください!
太陽系第二惑星 金星 [46億年前の物語] #宇宙#金星#太陽系 - YouTube
金星の概要
組成は
岩石型惑星です
大きさ、組成は地球とほぼ変わりがないことから
地球の双子惑星とも呼ばれています
公転速度:224日
自転速度:243日
自転の向きが他の太陽系惑星とは
逆回転の時計回りです
そのため、一日の長さは117日となっています
それでも
西から日が昇り
東に沈むまでの時間は
とても長いですよね!
自転の向きが逆回転の理由は
まだ解明されていませんが
仮説として
自転軸が180℃傾いてしまったためか
或いは
金星の濃い大気やマントルの対流が自転スピードにブレーキをかけ
逆回転になってしまっているためか
と推測されています
金星の地表は灼熱地獄
金星の地表は地球とは似ても似つかない環境でした
1970年、探査機「マリナー2号」が観測した結果は
気温460℃、大気圧90気圧という地獄のような環境です
これは水深900mと同等の気圧となり
例え、私たちが金星の地表に降り立ったとしても
スクラップとなってしまうことでしょう
※大気の成分はCO2が96%を占めます
気温が高い理由はCO2の温室効果ガスのためです
スーパーローテーション
また、空を見上げれば
常に濃硫酸の雲が覆っており、
太陽光は30%しか地表に届きません
金星全体の上空45km~70kmの範囲に
濃硫酸の雲があり
その領域は
スーパーローテーションという秒速100mの暴風が
吹き荒れているのです
自転速度の60倍ものスピードで吹く風は
角運動量の法則に反しますが
このような現象が起こる理由は
熱潮汐力によるものです
探査機「あかつき」がこのことを解明しました
なぜ、金星は地獄のような星になってしまったのか
それを解明するために
NASAは2029年に探査機「ダヴィンチプラス」と「ベリタス」を
金星に向かわせる予定を立てています
かつての金星には海があったのか?
金星の岩石を調べることで
解明するそうです
(花崗岩には水が含まれており
玄武岩には水が含まれていない)
そして
金星には生命が存在する可能性があります
「ホスフィン」という物質が観測されました
この「ホスフィン」はとても希少な物質で
地球ではバクテリアが輩出しています
つまり、
金星にも微生物がいるかもしれないのです
※
観測された場所ですが
地獄のような地表ではなく
濃硫酸の雲の中からです
NASAの金星探査計画には
地球外生命体への可能性も大きな理由と
なったかもしれませんね
2029年から始まる金星探査
結果が楽しみですね!
もし、生命が確認されたら
と思うとわくわくしちゃいます!
最後までお読み頂き
ありがとうございました
太陽系第一惑星 水星
地球の兄弟ともいえる太陽系の惑星でも
もっとも太陽に近い
太陽系第一惑星 水星 を紹介します
動画でもありますので
よかったら観てくださいね!
水星の概要
太陽からの距離は0.387AU(1AU=太陽から地球までの距離)
大きさは月より少し大きくて
直径4879kmです
(月は直径3474km 地球は12756km)
特徴として
中心核が全体の2/3もあり
これは太陽系の中でも水星だけにみられるものです
理由ははっきりとはしていませんが
46億年前は太陽の活動が今よりも活発であり
表層が揮発してしまったためか
表層が吹き飛ばされてしまったためか
水星の公転位置には
金属元素が多かったためか
色々と仮説が立てられています
また
水星には大気がなく
気温は
最高気温が430℃で 最低気温がー170℃
という極端な世界です
この極端さは水星の自転速度と公転周期も関係しています
自転速度58日
公転周期88日
となっていて
一日の長さが176日もあるのです
昼88日続いた後に
夜が88日続く
そのため
太陽に熱せられる時間が長く
太陽の光が当たらない時間も長いため
寒暖差が大きくなってしまうのです
大気がないため
温室効果がないことも
気温が下がる理由の一つとなっています
私たちが水星についても
430℃~-170℃に耐えられる宇宙服がないと
過ごせないんですね!
(そもそも酸素もありませんし
太陽風を防ぐことが出来ないのはご愛敬w)
カロリス盆地
水星には特徴的な地形として
カロリス盆地があります
直径1550kmのクレーターで
太陽系で一番大きなものです
左上のクレーターがカロリス盆地
わかりやすい距離で言いますと
なんと、東京から上海までの距離と
同じ大きさです
リンクルリッジ
また、水星にはところどころに
巨大な断崖が見られます
これは水星が縮んで出来た「しわ」ではないかと
言われています
水星探査
現在、ベピ・コロンボ計画により
探査機「みお」が水星に向かっています
2012年、探査機「メッセンジャー」は
クレーターに氷を発見しました
また、表層組成に予想よりも多くの揮発性物質が含まれていることを
発見し
水星の磁気圏が20%も北にシフトしていることも発見しています
「みお」は2025年に到着予定であり
誕生当時の面影を多く残す水星を調査することにより
太陽系の起源、進化、環境を解明する手掛かりを見つけることを
期待されています
また
恒星の近くを好転する系外惑星が多数発見されており
水星の磁気圏を解明することにより
第二の地球探しの手掛かりになることも期待されています
まとめ
第二の地球探しは
私たちにとっての浪漫ですよね!
このエルフは怖いけどw
ドワーフやエルフがいる世界戦も観てみたい
なんて思っちゃいます
「みお」がもたらす情報に
今後も要注目ですね!
ハッブル宇宙望遠鏡の世界 Part2
2021年12月25日
ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げられた
2022年1月24日
ラグランジュ2地点へ到達
それから3ヶ月かけて
ミラー調整等の撮影準備にあたるそうです
ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡は
ハッブル宇宙望遠鏡の後継機に当たり
ハッブルがなしえなかった宇宙創造の謎に迫ることを
期待されているそうです
ウェッブ望遠鏡の打ち上げ成功記念として
ハッブル宇宙望遠鏡が残した画像を紹介していきますね!
ハッブル宇宙望遠鏡の世界
天の川銀河で最も明るい星です
高光度青色変光星であり、そのときどきで明るさが変わるそうです
星の周りの星雲はAG星の外層がふきとばされたものなのだそうです
「星の剣」のような奇跡的な天体の正体は
生まれたばかりの恒星の両極からジェットが噴射したものです
銀河同士の衝突を撮影したものなのですが
まるで水差しから器に水を注いでいるかのように見えますよね
この二つの銀河は長い時をかけ合体するそうです
惑星状星雲「Mz3」
通称「アリ星雲」です
複雑な形をした星雲は様々な要素が重なり
このような姿になると言われています
その形は「蟻」にしかみえないですよね
我々の常識では測れない不思議なことが
あるんですよね
動画でもハッブル宇宙望遠鏡の奇跡を紹介しています
是非是非、気軽にご視聴ください!
いいねやコメントをしてくれたら嬉しいです
最後までお読み頂きありがとうございました
星の終焉 その2 ~超新星爆発と中性子星~
前回の記事の続きとなります
太陽(0.8倍~8倍の質量)の最後は
惑星状星雲を纏い、白色矮星になるというものでした
いずれは惑星状星雲もなくなり
ただひとり、寂しく宇宙を漂う存在となるのです
では太陽の8倍以上の質量をもつ星は
どうなるのでしょうか
超新星爆発
止まらない核融合
太陽は「ヘリウム(He)→炭素(C)・酸素(O)」という
核融合反応で止まりましたが
太陽の8倍以上の質量をもつ星は
炭素(C)→ネオン(Ne)
ネオン(Ne)→酸素(O)
酸素(O)→シリコン(Si)
と核融合反応により
次々に重い元素を作っていきます
そして
最終的に「鉄(Fe)」が作られますが
鉄は安定した元素であるため
核融合反応をしません
恒星は基本的に
重力による収縮する力と核融合反応による膨張する力
でつり合いを取り形を保っています
しかし
鉄は核融合反応をしないため
膨張する力を失い
収縮をしていくのです
収縮するとどうなるのでしょうか
重力崩壊
鉄で作られる星の中心核は
収縮をするにつれて高温となります
すると
鉄原子核内部で
「+の陽子」が「-の電子」を取り込み
中性子に変わります(電子捕獲)
その際、ヘリウムも作られます
しかし
ヘリウムも中性子と陽子に変化をします
つまりは
鉄→ヘリウム・中性子
ヘリウム→中性子・陽子
というように逆核融合反応というべきことが
起こるのです
こうなると
鉄の層は内部に向かって急速に落下をする
重力崩壊を起こすのです
なんとその速度は光の二割にも
達するそうです
衝撃波の発生
鉄の層の崩壊により
中心核にはより重い中性子が集まります
しかし
鉄の層では重力崩壊が止まらないため
中性子の芯に向かって落下をすることになります
すると
中性子の芯に鉄がぶつかり跳ね返るのですが
この影響で衝撃波が発生するのです
衝撃波は外層に向かって進みますが
鉄の層を抜けるとき
鉄の原子核にぶつかり激しく振動します
その影響で
鉄→ヘリウム・中性子
ヘリウム→中性子・陽子
と変化をするのです
衝撃波はこの影響で弱まりますが
ニュートリノを取り込み
再び、力を強めていきます
衝撃波はそのまま外層へ向かって進み
外層に達した時
宇宙空間を鮮やかに照らす
超新星爆発を起こすのです
中性子星
超新星爆発で外層が吹き飛ばされたあと
半径20km程の中性子の核だけが後に残ります
この核のことを中性子星と呼んでいるのです
この星は角砂糖ひとつ分の質量が
なんと1億トン~10億トンであるという
とても密度が高い星なのです
密度が高くても重力崩壊せずに形を保てるのは
「核力」の反発力によるものです
※
核力とは中性子同士が近づくと発生する力です
※
自転軸と電磁波軸がずれている場合
電磁波の放射の方向がずれるためパルスとして
観測される
※
中性子星は強い磁場を持っているが
それ以上に恐ろしく強い磁場を持つ中性子星のことを
マグネターと呼ぶ
こうして
太陽の8倍~25倍の質量をもつ恒星は
中性子星となり、生涯を終えるのです
超新星爆発時に吹き飛ばされた元素は
新たな星を作る材料となります
仏教にある輪廻転生ではありませんが
星の死が新たな星が誕生する材料となり
命を繋いでいます
我らが太陽系も一つの星の死から
生まれました
「あらゆるものが繋がっている」
と思うと感慨深いものがありますよね
星の終焉 その1 ~白色矮星~
こんにちは!
ゆきのすけです
本日は「恒星の最後」について
語っていきます
動画もありますので
お時間がありましたらぜひぜひ
太陽の最後
私たちの生命の源「太陽」
この太陽も無限の時を輝く存在ではありません
太陽の寿命は100億年と言われています
今「46億才」だから
残り60億年くらいということです
では60億年後にはどうなるのでしょうか
赤色巨星へ
太陽は60億年後には赤色巨星へと変化します
太陽の中心核では「水素→ヘリウム」になる
核融合反応で莫大なエネルギーをうんでいますが
やがて
水素が枯渇し
中心核はヘリウムに変わります
ヘリウムの外層に水素が追い出されるイメージです
中心核のヘリウムは一度核融合反応をやめて
収縮します
↓
中心核が収縮すると高密度・高圧力となり
高温となります
すると
外層の水素が核融合反応を始め
星が膨張します
中心核が1億℃を超えると
ヘリウムも核融合反応を始め
「重力による収縮する力」と「核融合反応による膨張する力」が
つり合い、収縮もせず膨張もしない安定した状態となります
一方
外層の水素は重力が弱いため
核融合反応で膨張してしまい星が巨大化します
この時、外層の温度が低いので
星が赤くため「赤色巨星」と
呼んでいるのです
太陽が赤色巨星になると
地球の公転範囲を20%ほど超えるそうです
(太陽の重力が弱まるため、地球の公転位置が
太陽から遠ざかり、飲み込まれないと推測されています)
明るさはなんと3000倍にもなるのだとか
赤色巨星としては有名ですが
これらの星は死にかけているんですね
白色矮星
赤色巨星の時代も永遠と続くわけではありません
中心核のヘリウムが枯渇すると
炭素が中心核にたまりヘリウムも水素同様
外層へ押しやられてしまいます
太陽の質量では炭素が核融合反応する圧力・温度に
届きません
するとどうなるのでしょうか
星は自らの重力により収縮していきます
収縮をし続けると
粒子が小さな空間に詰め込まれていき
密度が高くなっていきます
粒子の詰込みが限界に達すると
一部の粒子が振動を始めます
この振動を縮退圧と言いますが
この縮退圧が圧力に対抗する力となり
形を保つようになるのです
※
太陽の1.4倍の質量を超えると振動が
光速を超えてしまいます
そのため、連星などから
白色矮星に物質が落ち込み
1.4倍近くになると星はIa型超新星をおこします
この星の状態のことを白色矮星と呼びます
白色矮星は
角砂糖一個分の質量が1トンともいわれており
ものすごく密度が高い状態の星なのです
太陽が白色矮星になった場合
地球と同じくらいの大きさで
現在の太陽の質量の半分ほどの質量になるのだとか
(ちなみに太陽の質量は地球の30万倍です)
惑星状星雲
一方、外層は宇宙空間に放たれていきます
これは太陽風の影響ではないかと言われていますが
まだはっきりとしたことがわかっていません
ただ、太陽が白色矮星となるとき
質量が半分になることから
スーパーウィンドという太陽風が発生し
外層部分を吹き飛ばすのではないかと言われています
この状態になった太陽を太陽系外から眺めると
惑星状星雲としてみることになるでしょう
まとめ
太陽は
に変化をします
そして
惑星状星雲は宇宙を眺める生命の目を楽しませ
新たな星を作る材料ともなります
その後
白色矮星は宇宙空間にただ一人
漂う寂しい存在となるのです
今から60億年後に太陽の最期を看取ってくれる
生命がいるのでしょうか?
もしいたとしたら
白色矮星となった太陽のことも
忘れずにいてくれるといいですよね!
最後までお読み頂き
ありがとうございました
オリオン座
皆さん、こんばんは!
ゆきのすけです
冬の夜空はとても綺麗ですよね
寒い寒いなんていいながら
友人や家族と見上げた空は
とても大切なものだったりしますよね
今日はその冬の夜空の中でも代表的な星座
オリオン座を紹介しましょう
オリオン座
一等星のベテルギウスにリゲル
真ん中の三ツ星ととても目立つ星座です
日本ではその形から「鼓星」と呼ばれることもあります
一等星はベテルギウスとリゲル
古来より、日本でもその星の色を陣営の旗と見立てて
平家星、源氏星と呼んでいたそうです
ベテルギウスはおおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンとともに
冬の大三角を形作っています
ふたご座のポルックスとともに冬のダイヤモンドを形作っています
オリオン大星雲と馬頭星雲
真ん中の三ツ星の下あたりには
オリオン大星雲が広がり
三ツ星の南東には馬頭星雲が広がります
これらの星雲は星間ガスが濃い領域ですので
新しい星が次々と誕生しています
その様子がハッブル宇宙望遠鏡で確認されていますね
オリオン座はたくさんの天体現象を有している星座なのです
オリオン座の神話
ではオリオン座の神話もみていきましょう
女神・ヘラが差し向けたさそりにより命を落とした話は
有名かと思いますので他の神話を紹介しますね
オリオンは海神・ポセイドンとミーノース王の娘エウリュアレーとの間に
生まれた巨人です
とても美青年であり
狩りの名人でもありました
しかし、粗暴であったとも伝えられています
オリオン ~キオス島~
ある時
オリオンはキオス島に滞在していました
キオス王・オイノピオンにメローペという娘がいましたが
オリオンはメローペに一目ぼれをしてしまいます
メローペに求婚しますが
オイノピオンとしてはいい気がしません
どうしても結婚を許したくないオイノピオンは
オリオンに
「島を荒らす獅子を退治してほしい」
という難題を押し付けたのです
しかし
オリオンは難なく獅子を退治してしまいました
これにはオイノピオンも困ってしまいましたが
もう一計案じます
酒の席でオリオンを泥酔させて
その隙に目をつぶし視力を奪ってしまったのです
ヘパイストスとの出会い
海岸沿いに捨てられたオリオンは途方に暮れ、
大神ゼウスに祈りました
ゼウスはオリオンに同情し願いを聞き遂げることにします
鍛冶の音を頼りにヘパイストスの元まで導いたのです
ヘパイストスは
「東にある太陽の宮殿で淡い朝の光を浴びれば
視力が回復する」
とオリオンに教え
案内役に弟子のケダリオンを付けました
2人は無事、太陽の宮殿でヘリオスと出会い
「淡い朝の光を浴びて」視力を回復しました
オリオンの復讐
視力が回復するとオリオンは怒り狂い
オイノピオンに復讐するためにキオス島に赴きました
しかし
オリオンの復讐を恐れたオイノピオンは
地下深くの迷宮に隠れ姿を消していました
ミノタウロスのもとへ隠れたと考えたオリオンは
クレタ島へ渡りましたがオイノピオンは見つかりません
しかし
その時に月の女神・アルテミスと出会ってしまったのです
アルテミスは言いました
「今度、一緒に狩りをしようと」
2人は約束を交わし
オリオンは太陽の宮殿に戻ったのです
オリオンと暁の神・エーオース
太陽の宮殿では暁の神・エーオースが迎え入れてくれました
エーオースはオリオンに恋をし
2人は恋に落ちていきます
エーオースは暁の神ですから
夜明けをつかさどります
オリオンに早く会いたいがために
仕事を早々に切り上げてしまうエーオース
しかし
エーオースが早く仕事を切り上げるということは
夜明けが早くなることを示します
そのことを不審に思った人物がいました
月の女神・アルテミスです
アルテミスは事の真相を確かめるために
太陽の宮殿に赴きます
そこで運命的な出会いを果たしまうのです
クレタ島で会ったオリオンがいたのです
月の女神・アルテミス
2人は恋に落ちるまで時間がかかりませんでした
オリオンはクレタ島にわたり
アルテミスと2人で狩りを楽しみます
2人は神々の評判の仲となり
いつしか結婚を意識するようになります
しかし
アルテミスの兄、太陽神・アポロンは
オリオンの粗暴な性格、
純潔の神でもあるアルテミスの恋
という二つのことを許すことが出来ず
ことあるごとにアルテミスに忠告します
しかしアルテミスの気持ちは変わらず
2人の仲は避けませんでした
ある時
オリオンは海の上を歩いていました
海神・ポセイドンの子であるオリオンは
海の上を歩くことが出来たのです
それを見たアポロンはアルテミスの元まで赴き
挑発をします
「いくら君でも遠くで光っているものは射抜けまいと」
「私の矢はどんなものも打ち抜きます」
挑発に乗ったアルテミスは矢をつがえ
光っているものにたいして矢を放ちました
翌朝
浜に打ち上げられたオリオンを見て自分が射抜いたものを悟り
嘆き悲しみます
アルテミスは死者をも蘇生させる名医アルクレピオスに
オリオンを蘇生してほしいと頼みますが
冥界の王、ハデスに断れてしまい蘇生させることが出来ません
嘆き悲しんだアルテミスは
大神ゼウスに願うのです
「オリオンを空にあげてください。そうすればいつでも会いに行けますから」
と
ゼウスはこの願いを受け入れ、
オリオンを空にあげるのでした
こうして
アルテミスとオリオンは月に一回
月とオリオン座が交わる時
空の上で逢瀬を楽しんでいるのです
太陽の誕生 [46億年前の物語]
みなさん、こんばんちは!
ゆきのすけです
今日はどのようにして太陽が出来たのか
それを探っていきましょう
youtubeでも紹介していますので
お時間がある人は気軽にご覧ください
太陽の素 ~分子雲~
宇宙空間は真空なんて言われていますが
実は物質があります
といっても分子なんですけどね
この分子を星間物質といいますが
1㎤あたり1個と非常に少ない数ながら
宇宙空間に物質が存在しているのです
そして
宇宙空間には星間物質の密度が高い領域があります
この領域を分子雲と呼んでいるんですよね
他にも暗黒星雲とも呼ばれています
※分子雲では1㎤あたり「1000個」
地球の大気は1㎤あたり「3×10の19乗個」
この分子雲
銀河同士の衝突や超新星爆発などの影響で
バランスが崩れ
密度が高まる領域があちらこちらに
出来始めることがあるんですよね
原子星の誕生
密度が高まった領域は重力により
周りの星間物質を集め、より密度を高めていきます
最初は密度が高い領域を中心に卵型に集まりますが
遠心力と磁場の影響でだんだんと扁平な姿に形を変えて
いきます
「お風呂の排水溝に流れる水」のように遠心力がかかるなんて
不思議ですよね
そして
中心部では
重力で収縮する力が働き、密度を高め縮んでいきます
↓
密度が高まると高温度となります
↓
高温度となると熱による膨張する力が発生します
というような現象が起きています
※このときに「双極分子流」という現象が確認されています
原子星の双方向に噴き出すガスのジェットです
原子星円盤の垂直につらぬく磁力線が
円盤が回転することによりねじれ
磁力線に乗って一部のガスが排出されているのではないかと
推測されています
原子星の内部→太陽の誕生
原子星の内部は
重力により収縮する力と熱により膨張する力が
綱引き状態となっています
膨張する力は表面に達すると光として
放たれます
収縮する力が強まり
原子星は密度を高めていきます
密度が高まると高温度となります
すると熱で膨張する力が強まり
光として放出され・・・
この繰り返しが行われて
増々、高密度・高温度となっていきます
そして
1000万℃を超えたとき
核融合反応の灯がともるのです
こうして、太陽が誕生しました
我々にとっての命の源ともいえる太陽は
このようにして誕生しました
古代は太陽を神と崇め
祭ってきましたが
現代では科学的に太陽の誕生過程が
わかるようになりました
科学の力は素晴らしいですが
少し浪漫が失われて切ない気持ちにもなりますね
以上
恒星の誕生秘話でした!
最後までお読み頂き
ありがとうございました